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グルメ&生食

Mr. Peanutbutterは美食家🍴

ハリネズミは一般的にこだわりが多い(というより好き嫌いがはっきりしている)と思いますが、Mr. Pは本当に手強い。。。加工食品が基本イヤ。キブル、缶、そしてお肉以外は冷凍さえダメ😱😱

我が家にきてすぐはブリーダーから譲り受けたプレミアムキャットフードのキブルミックスをあげながら、徐々にこちらで選んだ5種に切り替えていきました。が、その最中にそもそもキブルは美味しくないと気づいたらしく、Mr. Pのキブルストライク開始。どんなにおなかが空いていてもサイドのほんの少量のチキンしか食べず、どうしてもキブルを食べさせたい私と、どうしても食べたくないMr. Pとの間で3ヶ月弱続いた攻防戦は、私がraw feedingへのドアを開けるかたちで徐々に幕を閉じました。

Mr. P宛ての定期便と(はい、虫です🦗🐛)


そもそもハリネズミの理想の栄養バランスやあるべき食事の姿はまだまだ不明な部分が多く、犬猫と違って数が少ない=マーケットが小さいため、リサーチもなかなか進んでいきません。1990年代後半に行われた単体のリサーチが、未だに多数引用されています。キブルについては、ハリネズミ用であろうとプレミアムキャット用であろうと、それのみを食べて一生健康に暮らす子も多いので、まあ悪くは無いだろう、という程度の考えです。野生のハリネズミの胃の内容は、8割以上が昆虫・幼虫に占められており、カエル・ネズミ・小さな鳥等の肉、卵、そして少量の植物が見つかることが多いようです。

キブルではなく生肉をあげる=BARF (biologically appropriate raw food)をあげる場合は、全体でなるべく多様な栄養をとれるように、そしてカルシウム:リンのバランスを整えるなどしてあげる必要があります(結果、食物繊維のためにどうしても虫が登場します😫)。私も既にいろいろと試してみた人の記録、食材の栄養素など、1ヶ月ほどひたすら読み漁り、Mr. Pにも少しずつ味見をしながらお腹を慣らしてもらい(結局本人が気に入らないとしょうがない。。。)、メニューが完成しました。

結果的には、現在の一日平均はこれです


Mr. Pは飽き性なので毎日同じメニューというわけには行かないため、実際はローテーションを組んであげていますが、1週間のメニューを平均すると上の写真ほどになります。1時から時計回りに:

・ローカス(サバクトビバッタ)

・ドビアローチ

・カルシウォーム(アメリカミズアブ)

・アイソポッド(等脚類)

・フルーツビートルグラブ

・ワックスウォーム

・ケール入りスクランブルエッグ

・内臓・骨を含む生肉

・ピンキー

日本ではあまりコオロギとミールウォーム以外が登場しているところを見かけてない気がしますが(多くがフリーズドライ?)、生きている虫をバリエーションであげることで、Mr. Pは確実により以前より生き生きしています😚😚虫大嫌いな私がこんなに色々飼うことになるとは思ってもいませんでしたが。。。Mr. Pの健康のために、ゴム手袋でなんとかしのいでいます。苦笑


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